バイクのチェーンメンテナンス(チェーン掃除&注油)初心者でも簡単/お手軽メンテナンス

バイク

長い冬が終わり、待ちに待ったバイクシーズンがやってきました。

よ~し!あちこち出かけるぞー!

と思ったら雨・・・

ということで、今回はバイクのチェーンメンテナンスをご紹介します。

バイクに乗れないときはメンテに限りますね。

チェーンのメンテナンス(掃除&注油)はとても簡単な作業なので、メンテナンスに慣れていないという方も手軽にできます。

初めてチェーンの掃除や注油をするという方でもわかるように解説していますので、ぜひこの機会にトライしてみてください。

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チェーンメンテナンス

サイドスタンド→バイクを人力で前後に動かして作業するので大変。
メンテナンススタンド(センタースタンド)→手でタイヤを回転させながら効率よく作業ができる。

まず、作業をする前に確認することは、皆さんのバイクにはセンタースタンドが付いていますか?
僕のバイクはサイドスタンドのみなので、別でメンテナンススタンドを購入して作業時に使っています。

メンテナンススタンド(リア用)を使ったりセンタースタンド付きバイクの場合は、後タイヤを浮かすことができるので、手でタイヤを回転させながらチェーンのメンテナンスが効率よくでき、格段に作業がらくになります。

逆にサイドスタンドの場合はタイヤが接地しているので、チェーンを回転させるためにバイクを前や後ろに人力で何度も動かすことになり、作業の効率が悪く体力的にもしんどいです。

サイドスタンドの方で今後も自分でメンテナンスするという方は、将来的にメンテナンススタンドの購入をおすすめします

チェーンメンテナンスのやり方は色々ありますが、今回の作業はメンテナンススタンドや水はいっさい使わずに作業しました。

サイドスタンドで作業をする方、作業場所で洗剤を流せない方や水が使えない環境の方などはぜひ参考にしてみてください。

作業中は必ずバイクのエンジンをきること!

準備するもの

今回使ったもの↑
最低限必要なもの
  • チェーンクリーナー
  • チェーンオイル
  • ブラシ
  • ウエス(いらなくなった服など)
  • 手袋
  • 新聞紙
  • ゴミ袋
あると便利な物
  • メンテナンススタンド(センタースタンドが無いバイク)
  • 段ボール
  • 水&洗剤を流せる場所(洗車場)

モトブログ(バイクのYouTube)を始めるために準備した物の記事をアップしました👇

それじゃー、さっそく作業していきましょう

チェーン掃除

・まわりを汚さないよう養生する(使うもの・・・新聞紙、段ボールなど)
作業場所を確保

まず初めに、汚れや油が車体やタイヤにつかないよう、養生します。
(養生する位置は、バイク後輪の前のチェーンが一番見えている付近です。)

クリーナーを吹き付けてチェーンをブラシでこすると、周りに汚れが飛び散ったり、下にポタポタと垂れて地面が汚れます。

そのため、下の写真のように段ボールを適当なサイズに切って折り曲げて、車体とチェーンの間に立てるようにいれます。
そしてチェーンの下には新聞紙を敷きます。

メンテナンススタンドの場合はスプロケで作業すると効率がいいですが、タイヤに汚れ跡がついたり、オイルが付くと滑りそうなので、僕はこの位置でメンテしています。あと、何よりスプロケに巻き込まれでもしたら大けがするので、スプロケの近くでの作業は控えたほうがいいです。

サイドスタンドの場合は、チェーンの位置を動かすために、バイクを人力で何度も前や後に動かす必要があります。
そのため、バイクを前後させる分の作業場所を確保しましょう。
(僕のバイクの場合、チェーンが1周するためには前後6~7mのエリアが必要でした。バイク:MT09sp/2019年式)

・専用のチェーンクリーナーをチェーンに吹き付けて、ブラシで汚れを落とす
・汚れを拭き取る(洗い流す)

(使うもの・・・専用のチェーンクリーナー、ブラシ、ウエス)

チェーンクリーナーをチェーンに吹き付けます。
染み込ませる感じで全体にプシュ~っと吹き付けてください!

チェーンクリーナーを選ぶうえで大事なことは、チェーン掃除専用のものを使うということです。
とくに、ゴムの輪(シール)が全部の可動部に入っているシールチェーンは、専用のものを使わないとゴム(シール)を痛めます

ブラシでゴシゴシ!チェーンの汚れを落とします。

チェーンのローラーやプレートの隙間、裏面も忘れずに汚れを丁寧に落としましょう。
無理に力を入れる必要はありません。
頑固な汚れには、チェーンクリーナーを再度かけて落としましょう。

チェーンに付いた砂などの汚れは、研磨剤となり、ギアやチェーンをすり減らしチェーンの動きを悪くしていきます。
表面の汚れを落とすと共に、細かな隙間に溜まった汚れもクリーナーでしっかり溶かし出すことが重要です。

注油を目的とした単なるその前の掃除というのではなく、むしろ注油よりも掃除のほうが重要ですよー

ブラシは下の写真のような3面を掃除できるブラシがよく使われています。
僕の場合は、この3面ブラシでザっとこすって気になる箇所は別のブラシで仕上げています。

たまに真鍮ブラシでやる人もいますが、硬い素材のブラシだとシールチェーンの場合はゴムが傷んでしまうのでダメ。ブラシを選ぶ際は毛の素材に気を付けてください。

チェーン掃除中↑

チェーンクリーナーとブラシで掃除したらウエスで汚れを拭きとります。
(メンテナンススタンドを使う方はスプロケットに手が巻き込まれないよう回転方向に気をつけてくださいね)

汚れを拭きとると下の写真のように真っ黒になるので、捨ててもいいウエスを使いましょう。

拭き取りにはペーパーも人気のようですが、意外と値段も高いので、いらなくなった服を切って使えば充分だと思います

(水が使える方は、汚れをいっきに洗い流せばOKです。)

サイドスタンドで作業をする方は、以上の作業を、バイク移動を繰り返しながら行います。
養生→チェーン掃除→バイクを移動(チェーンの位置が変わる)→養生→チェーン掃除・・・
チェーンが1周したら終わりです。

僕の場合は、WAKO´Sシリーズを使っているので、「チェーンクリーナー」で掃除した後、「フォーミングマルチクリ ーナー」でもう一度チェーンを掃除しています

チェーン掃除してウエスで拭き取り後↑

だいぶ綺麗になりました(上の写真)。
(汚れた状態のチェーンの写真を撮り忘れましたが、掃除前のチェーンは真っ黒でした💦)

業界研究も記述していますので興味がある方はこちらの記事👇もぜひご覧ください

チェーンオイル吹き付け

それではチェーンオイルを注油していきましょう!

専用のチェーンオイルをチェーンに吹き付ける。
オイル浸透のために10分以上時間をおく。
余分なオイルを拭き取る
(使うもの・・・専用のチェーンオイル、ウエス)

チェーンがキレイになったので、次はオイルをチェーンに吹き付けます。

サイドスタンドで作業をする方は、チェーン掃除の時と同じで、バイクの移動を繰り返しながら注油をしていきます。
養生→注油→バイクを移動(チェーンの位置が変わる)→養生→注油→バイクを移動(チェーンの位置が変わる)・・・

メンテナンススタンド(センタースタンド)を使っている方は後ろタイヤが浮いているので、タイヤを回転させながらチェーン全体にプシュ~っといっきに吹き付ける方もいると思いますが、僕は1コマづつローラーやプレートの隙間などチマチマとオイルを吹き付けています。
そのほうがオイルが付いてない箇所が少なく、細部にオイルが行き渡ります。

面倒ですが、せっかくなので丁寧にオイルを吹きつけていきましょう

ここでも大切なことは、クリーナーと同じで、専用のオイルを使用しましょう
ゴムの輪(シール)が全部の可動部に入っているシールチェーンの場合は、専用のものを使わないとゴム(シール)を痛めます

また、専用のオイルを使わないと、走行中に遠心力で飛び散ります
(なので、数字をつかった名前の有名な潤滑剤などの使用はNG)

オイルは、潤滑をよくして摩耗を抑えたり錆の発生を抑制し、チェーンの寿命を延ばすものなので、専用のものをしっかりと選びましょう。

そして、オイルが浸透するために10分以上時間をおきましょう

少し時間をおいたら、次に、余分なオイルをウエスで拭き取ります

専用のチェーンオイルは、他の潤滑剤よりも飛散りにくい仕様が多いですが、チェーンの遠心力が強いので、さすがに余分なオイルは走行中に飛び散ります。(は飛び散りにくい)

チェーンを見ると、水滴のようにオイルの水塊が見えるとおもいますが、軽くウエスでチェーンを握ってサッと拭き取ればOKです。

注油して余分なオイルを拭き取り後↑

上の写真を見ると、真っ黒なチェーンがピカピカになりました。
プレートの隙間にもオイルが行き渡っているのがなんとなくわかるかと思います。

以上でチェーンの掃除&注油は完了です!
お疲れさまでした!

いかがだったでしょうか。
初めてのメンテナンスだった方もすんなりできたのではないでしょうか。

今回の作業で僕が思ったことは、「サイドスタンドでチェーンメンテナンスするのは疲れる~」でした💦
やっぱり、メンテナンススタンドの存在は大きいなと実感しました。

あと、汚れをウエスで拭き取るだけよりも、水の勢いで流す&拭き取りの方が、簡単にキレイになると思うので、水が使える方はそちらの方がいいのかなと思います。

自分で作業をするのが面倒な方や、お金に余裕がある方はバイク屋さんに頼べばよいと思いますが、チェーン掃除&注油作業は特に難しい技術は必要なく、物さえあれば誰でも簡単にできます。

自分でチャレンジしてみるとバイクの状態が把握できますし、意外と面白くて次のメンテナンスへの行動につながっていくかもしれません。

自分のバイクへの愛が深まります!

今回僕が使ったものを下記に載せていますので、参考にしてください。
昔から多くの方に使われているド定番(笑)の商品なので初めての方には安心ですよー。

メンテナンスで使ったもののご紹介

チェーンの掃除には、WAKO´S(ワコーズ)の「チェーンクリーナー」と「フォーミングマルチクリ ーナー」を使い、オイルもWAKO´Sの「チェーンルブ」を使っています。
WAKO´Sの回し者ではありません(笑)
単純に、多くの方が使っているのと、昔から使われている安心感で愛用しています。
ブラシも一般的によく使われているものです。
市場に色々な商品があって迷うと思いますが、慣れてきたら評判の良いものを購入すればいいので、初めのうちは、とりあえずこれさえあれば大丈夫です。

チェーンクリーナー

WAKO´Sチェーンクリーナー

ゴムを痛めないのでシールチェーンにも安心して使用できます。
また、非乾燥性の洗浄剤で乾きにくいので、急いで掃除しなくても大丈夫でとても使いやすいです。
あと、付属で下の写真の「専用ブラシ」が付いているのもありがたいです。

[メーカー情報]
各種チェーンやパーツ類の頑固な油・グリース汚れを落とす非乾燥性の洗浄剤で、生分解性試験で約80%と非常に高い生分解度を示す環境に優しい洗浄剤です。非乾燥性なので少ない量で洗浄でき、防錆剤の配合により洗浄後の錆の発生を抑えます。また、ゴムを痛めないのでシールチェーンにも安心して使用できます。※PRTR法非該当品

フォーミングマルチクリーナー

弱アルカリ水溶性ノンシリコーンタイプでゴムも痛めません。
チェーン掃除の必需品というわけではありませんが、チェーンクリーナーで落ちなかった汚れも、これでさらに落ちます
スプレー式で、吹き付けるとうっすらと泡状になり、洗浄後は水洗いすることなく拭き上げるだけでOKなので使い勝手が良いです。

フォーミングマルチクリーナーを吹きかけた写真↑
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¥1,400 (2024/12/08 05:02:03時点 楽天市場調べ-詳細)

塗装面や素材をほとんど選ばないので、僕は、フレームやホイールなどバイクのあらゆる箇所の掃除で愛用しています。
おすすめですよー!

フォーミングマルチクリーナーで掃除後↑

フォーミングマルチクリーナーでホイールやフレームなど掃除すると汚れがよく落ちます↑。
僕はチェーンオイルを吹きつけて全ての作業が終わった後の仕上げに、このフォーミングマルチクリーナーであちこちの汚れを落としています。

最新のおススメトレーニング器具はこちら!👇
ゴールドジム公式サイト【フィットネスショップ】です。

チェーンオイル

WAKO´Sの「チェーンルブ」です。
この商品もチェーンクリーナーと同じで単純に、多くの方が使っているのと、昔から使われている安心感で愛用しています。シリーズで使うと効果的らしいですよ。
特徴的なのは、水置換性で水分を追い出して防錆の被膜を形成してくれるので、チェーンが少しくらい濡れていても使えます。
もちろん他の性能も充分なので、安心して使えます。

[メーカー情報]
フッ素樹脂を配合し、潤滑性・耐摩耗性・浸透性・付着性に優れ、長期間潤滑効果を発揮します。“ロングライド”に耐え、日々変わる風雨の中での走行や高速レースでも飛散しにくく、薄い被膜で砂や埃等が付着しにくい特性を持っています。
自転車やバイクをはじめ各種チェーンに求められる性能を、高次元で実現したハーフウェットタイプのチェーン用防錆潤滑剤です。シールチェーンにも安心して使用できます。
使いやすく手にフィットするFP(フォームパターン)缶を採用。

ブラシ

チェーン掃除で使う人気のブラシです。
一度に3面の掃除ができるのでとても効率的です。

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